uirouのひとりごと

不定期に何か書こうと思います。

ラストレムナントは面白い。が、どうして面白いのかわからんので考えてみた

ここ3ヶ月程、主に土日を利用してXbox360ラストレムナントで遊んでいる。なんだかんだと文句を言いながら2ヶ月近く遊んでいる。で、ふと振り返ってみると久しぶりに面白いと思っている自分を認識したのでこの気持ちを書き残しておこうと思う。

自分はRPG系のゲームにはかなり昔に飽きてしまって、FinalFantasyは8〜10はやっておらず、12は友人から借りて一気に解いて、「まぁ久しぶりに遊ぶと面白いですね」位の評価だったり、ドラゴンクエストも5はやったこと無かったのでDSで出たのをいい機会に遊んでみたけれど、これもまぁ「天空の城は4で出てきたのが記憶にあったよ懐かしいですね」位で、これといってRPG系に思い入れは無かったのですよ。次、白騎士物語。これは王道RPGとか言ってたのでスルーするつもりだったのだけれど、ネトゲ要素もあるんですとか聞いて、こいつぁ手を出しておかねばなるまい、と手を出したのだけれど、「これは本当に王道RPGですね。今度甥っ子に与えてみよう」という感じ。で、もう一つ。RPG系でこれまたやったことなかったのだけれどDSで出たから遊んでみてこれは面白かったってなのがクロノトリガーなのですが、いろんなところが良く出来ててすごく成績の良いゲーム、なんだけれど、なんつーんだろ。製作者との駆け引き的な「ゲーム」としてはあんまり面白くなかったのではないかと思う。(いや、クロノトリガーは面白いですよ。これは鉄板です。ここんとこは大事だから忘れないでね)

んで、ラストレムナントです。こいつは発売前に記事を見てこれは普通のRPGなんだろうなぁとノーマーク、発売後もノーマークだったので特に気にしてもいなかったのですが、これまた友人にお勧めされたので買ってきてみたのですよ。何と言ってお勧めされたのかはもうよく覚えていないわけですが、いつもの通り攻略情報とか無しで遊んでみて、いくつか目のボスで詰まったわけですよ。攻略情報とか見ていれば、他のわき道クエストとかもしてたのだろうからレベル(ラストレムナントにはレベルは無いけれどまぁキャラクタの強さという意味でレベル)が上がった状態でそのボスに会って楽に殲滅とかできたのだろうけれど、最初の方はあんまり敵も強くなく、普通に進めていれば楽に倒せるようなゲームバランスだったものだから、なんかギリギリで勝てていない気がする位だったわけです。なのでいろいろ部隊の設定とかを変えて戦って、8回目位で倒せたわけです。こうなるともうアレですよ。「俺様はゲームシステムを理解しました。故に負けません」的な優越感を抱きながら遊ぶことになるわけですよ。そうしたらば、DISK1 の最後かなんかの地獄門ってのでの戦いで、ぜーんぜん勝てないわけです。20回位は負け続けたかなぁ。とにかく2週間位は地獄門と戦ってたと思います。で、全然倒せない。これはまさか最近のおもてなしRPGにあるまじきレベル上げというダルい作業をしないと駄目なのか?と思ったわけですが、ここらで攻略サイトでも見てやるかと。そしたらまぁ、みんな詰まる所なんですねこれ。で、できるだけそのボス攻略以外の情報は見ないようにして戦い方をみてみると、どうやらレベルを上げた状態で戦うとやっぱり楽の様子。うーん、でもそれってなんか今までレベル上げという作業をせずに頑張ってきたのが否定されるみたいで負けた気がするじゃないですか。ということで無意味にザコを狩るような行為はしないで勝とうと努力したわけです。んで、その攻略サイトの情報で、部隊は一つにまとめるんじゃなくて少人数で沢山の部隊ってのでもいいかもわからんねとあったので、そうやってみると、ギリギリ勝てそうで勝てないという感じで何度かやっていたら運よく勝てたのです。この時、この満足感はここ最近やってきたRPG系では味わえて無いなぁと思ったわけですよ。んで、DISK2で出てきた拠点が全く攻略できずに(一番簡単と言われる第一拠点すら無理)、攻略サイトを見て禁忌術法ってのを使えるようにするために、はじめからやり直して昨日やっと拠点を全部潰しましたよという満足感でこのエントリを書いているわけです。

ということで、この面白さってのは多分あれ。適度な難しさ?恐らく多分そう。適度な難しさが必要ってこと。何度かやってやり方変えたりしてやっと倒せました的な難しさ。単にレベル上げれば倒せるんじゃねーの的な難しさと違うんですよ。頭使ってるー感?まぁ、これだけ努力しましたー感なのかもしれないので、「レベル上げてる俺頑張ってる!すごい!」でもいいのかもわからんけれど、多分レベル上げってダルいというのがもう染み付いちゃって、ただの作業になっちゃうからもうやりたくない。けれど、このラストレムナントはいろいろと工夫する余裕があるんですよ。なので工夫しちゃう。そのあたりが楽しいのかもわからん。(まぁ、最初からやり直したときはわき道のサブクエストをかなりこなしていたのでレベルも上がってて地獄門が簡単すぎになっててなんじゃこりゃだったわけですが)

単にマゾなんじゃねーかと言われればそうかもわからん。でも、最近遊んだRPG系はおもてなしゲームというか、順調に一本道を進んでいれば適正レベルでボスに当たる的な頭の使う所が無いというかなんというか。頭を使って勝ちました、というのを感じられると面白いと思えるのだろうなぁと思った。とすると、ラストレムナントを終えた後にやろうと思って積んであるNinjaBladeって、「あと一歩でボスを倒せるぜ!この俺様の華麗なコントローラ捌きを見よ!」的なすげーいいところになるとタイミングボタン押しゲーになるって話だからこれ面白いと感じられるのだろうか。オラ、すげー微妙な気がどんどんしてきたぞ!

ところでラストレムナントPC版は戦闘がとっても早いですね。うらやましいです。

追記:ぶっちゃけラストレムナントのストーリーはほとんど面白く無いような気がします。まだ最後まで見ては居ないのでなんともいえませんが、この先どうなるんだろう的なぐいぐいひっぱられる感は今の所全く無いのでそう言ってしまってもいいような気がしています。そういう意味でもラストレムナントは敵を倒すのが難しいから面白いんじゃないかなぁと思ったという次第。